SNSの公式アカウントを運営する中で、購読者の数(TwitterやInstagramではフォロワー、LINE公式アカウントでは友だち)に悩んだことはありませんか。
フォロワーや友だちの数が少ないと「品ぞろえが悪いのかな」「おいしくないのかな」など、マイナスなイメージをお客様から持たれ、避けられてしまう可能性があります。
フォロワーや友だちの数を伸ばす方法を解説する記事は多くありますが、増やす数にも限度があります。例えば地元密着型のスーパーや飲食店ですと、周辺の住民以上は数は望めません。
本記事では、主要SNSの現状と、フォロワーや友だちの数が表示されないサービスを紹介いたします。
目次
フォロワーや友だちの数は非表示にできない!?
公式アカウントと言われて真っ先に思い浮かぶのは、Twitter、Instagram、LINE、Facebookのアカウントではないでしょうか。
それぞれのサービスについて、フォロワーや友だちの数を非表示にできるのか解説します。
Twitter・Instagramのフォロワー数
フォロワー数を非表示にする設定はなく、たとえ公式マークの認証を受けたアカウントであっても、フォロワー数を非表示にすることはできません。
LINE公式アカウントの友だち数
LINE公式アカウントはLINEが提供する企業向けサービスですが、TwitterやInstagram同様、友だち数を非表示にすることは不可能です。
Facebookの友達数・フォロー数
Facebookには友達やフォロワーの数を非公開にする設定があります。
「プライバシー設定の変更」から友達リスト・フォロー・フォロワーの公開設定を変更することが可能です。また、公開範囲も全体、自分のみ、一部の友達のみなど細かく設定できます。
SNSで公式アカウントを運営する目的とは
公式アカウントを運営する本来の目的は認知拡大、新規顧客獲得、再来店促進です。フォロワーや友だちの数を増やしたり、拡散されてバズったりすることを目標にしてしまいがちですが、「バズる」は内容とタイミングによります。バズることばかりに囚われないように気をつけましょう。
SNSで公式アカウントを運営するメリットとは
近年、SNSをマーケティングに取り入れることが当たり前となりましたが、他の企業やお店がやっているから何となく始めた方も多いのではないでしょうか。
きちんと理解せずに運営しても、SNS運営で得られる効果を発揮することはできません。
一度しっかり理解しておきましょう。
認知拡大、新規顧客獲得
SNSのメリットは手軽に情報拡散が可能な点です。既存顧客が投稿をシェアすることにより、これまで興味がなかった潜在顧客に自社の商品やサービスが認知される可能性があります。結果、新規顧客獲得に繋がります。
再来店促進
マーケティングにおいて、新規顧客へアプローチするより、来店したことがある既存顧客へ再アプローチする方が労力はかからないと言われています。
一度は来店した経験がある顧客にSNSを通じて企業名や商品名を思い出してもらえれば、新規顧客と比べて来店してもらえる可能性が高まります。
SNSで新商品やキャンペーンなどの情報を発信して再来店を促していきましょう。
ロイヤルカスタマー化
ロイヤルカスタマーとは、特定の商品やサービスに対して信頼や愛着を持っているお客様のことです。ロイヤルカスタマーは継続的に自社の商品購入やサービス利用してくれるため、安定した経営を目指すうえで増やしていきたい存在です。
ロイヤルカスタマーは、SNSの投稿を通じて積極的に配信し続けることにより増える可能性が高まります。情報配信によって自社の商品やサービスの理解を促すことで、ロイヤルカスタマーを増やしていきましょう。
フォロワーや友だちの数が表示されない代替サービスの紹介
ここまで、SNSを運営するメリットについて説明しましたが、せっかく積極的に情報を配信したのにも関わらず、フォロワーや友だちの数が少ないために「ここは評価が低い」と思われ、見てもらえないと運営する意味が薄れてしまいます。
本記事の冒頭でも書いた通り、フォロワーや友だちの数を伸ばす方法を解説する記事は多く存在していますが、地元密着型のスーパーや飲食店ですと、周辺の住民以上は数は望めません。
これから紹介するサービスはユーザーからは見えませんが、管理者はしっかり購読者数やメッセージ開封率を閲覧することができる解析機能が備わっているので安心して利用できます。
アカウント開設~メッセージ配信まで全て無料な「クルクル チャンネル」
クルクルチャンネルとは
クルクル チャンネルとは、チャンネル(公式アカウント)を開設することで、「クルクル -QRコードリーダー」アプリを経由して画像やクーポンを含めたメッセージを配信できるサービスです。
ユーザー登録からチャンネル運用まで全て無料でご利用いただけます。
実際の画面は以下の通りです。
左がクルクル チャンネルの管理画面、右がお客様に表示されるアプリの画面です。
このように、登録者数はしっかり把握できますが、顧客側には登録者数が表示されません。
クルクル チャンネルでできること
- 簡単にチャンネル登録可能
お客様はQRコードをスキャンするだけで簡単にチャンネル登録できます。
登録用のQRコードは管理画面からいつでもダウンロード可能です。
- メッセージ作成・配信
文章の他、画像を配信することができます。配信日時の予約設定も可能です。
なお、配信数の制限や追加料金もなく気兼ねなくメッセージを配信できます。
- クーポン配信
メッセージを配信する際にクーポンを付けることができ、有効期限の設定も可能です。
また、撮影した写真や画像に値引き額を入力するツールも準備されているので、画像作成ソフトを持っていない人でも簡単にクーポン画像が生成できます。
- 公式バッジ
本物のチャンネルであることを示す「公式マーク(認証バッジ)」が付く機能も備わっています。
申請は専用フォームから行うことができます。
- タグ機能(セグメント配信機能)
メッセージやクーポンに隠しタグを設定しておくことが可能で、開封したメッセージや使用したクーポンの傾向からお客様の興味や好みを分類できる機能です。
この機能を利用すると、お客様の好みにあったメッセージやクーポンを個別で送ることができるようになり、ロイヤルカスタマー化に繋がります。
- 利用分析
チャンネル登録者数の推移やメッセージの開封率、クーポン使用率を閲覧することが可能です。
登録者数を伸ばす施策や、お得なクーポンを配布した際、実際に効果が出ているのか確認するために利用分析を見ることは必須です。
なお、利用分析は有料のサービスもある中、クルクル チャンネルでは全て無料で閲覧可能です。
おススメ参考記事
ここまでクルクル チャンネルの説明をしてきましたが、クルクル チャンネルもLINE公式アカウントやTwitter・Instagram同様、登録者数を伸ばす施策を打つのは必須です。
登録者数を伸ばすコツや運営する際のコツについての解説は以下の記事をご参考ください。
公式アカウント運用のコツ5選!
配信頻度はどうしたらいいの?どうやってお客様へ周知したらいいの?など、チャンネル運営のお悩みを解説している記事なります。
特に「公式アカウント運用開始時に決めておくべき内容5選」の項目に関しては全てのSNS運営でいえることですので、既に別の公式アカウントを運営している方も見直してみてはいかがでしょうか。
登録者数を伸ばすウェルカムクーポンを設定しよう!
お会計時、「割引クーポンがすぐ使えるのでSNSで友だち追加やフォローをしませんか」と会計スタッフに勧められた経験はありませんか。
クルクル チャンネル開設後、登録者を獲得するには何をしたらいいのか説明する記事になるので、迷ったらこちら記事を参考にウェルカムクーポン(初回割引クーポン)を設定してみましょう。
簡単利用分析で効果測定!クルクルチャンネルのデータポータルの使い方
上記「クルクル チャンネルでできること」でもお話しましたが、どのようなタイミングで登録者数が増えたのか・減ったのか、どのような内容の配信が特に読まれているのか、クーポンの使用率など分析することはどのようなサービスを運営する上でも重要なことです。
こちらの記事は利用分析を閲覧する手順を紹介する記事です。
導入事例記事の紹介
【飲食店】レガーメ様
埼玉県を中心に、イタリアン料理店を展開する株式会社レガーメ様のインタビュー事例です。
他のSNSだと他店の情報に埋もれる可能性があるが、クルクル チャンネルだと登録してくれているお客様に通知が飛ぶので、販促の即効性があるとの声をいただきました。
導入後の効果や運営体制についてなど細かにお答えいただき、これから導入を考えている企業や店舗の方も参考になると思います。
【酒類専門店】オトキタ酒販様(セプドールアン様)
青森県八戸市に酒類専門店を3店舗展開するオトキタ酒販株式会社様のインタビュー事例です。
数年前から「当社しか持っていないお得な情報をどう発信していくか」、「新聞の折込チラシを辞めることはできないか」と課題が上がっており、代わりになる施策を検討されていました。
導入後の効果をお聞きしましたが、メッセージのコンバージョン率は約9%、折込チラシと比較すると約17倍もの効果が出ており、「今週のおすすめワイン」という内容のメッセージを配信したところ、ワインの売上は2倍になったと喜びの声をいただきました。
実店舗と配信メッセージとの連動の事例や運営の工夫などもお答えいただいた記事になりますので、こちらも大変参考になると思います。
シンガー・ソングライター 森恵様
ライブハウスやストリートライブを中心に活動しているシンガー・ソングライター森恵(もりめぐみ)様のインタビュー事例です。主にお知らせやブログ配信に活用いただいています。
森恵様はクルクル チャンネル利用以前からSNSは活用していたのですが、反応がよかったプライベートな投稿を増やしたところ、ファンではない方から「イメージと違う」といった意図しない印象を与えてしまうことがありました。
そこで、アーティストのイメージを保つために、ファンでない人も見ている可能性があるSNSで配信する内容はプロモーションのみ、プライベート感のあるブログなどはクローズドな環境であるクルクル チャンネルで発信することにしたとお話しいただけました。
その他、無料なので手軽に始められた点、メールと違い迷惑フォルダがない点、プッシュ通知が届くのでファンの方に気づいてもらいやすい点なども上げていただきました。
まとめ
SNSを導入するメリットから、フォロワーや友だちの数が表示されないサービスの紹介、実際に導入いただいた店舗のインタビュー事例を紹介させていただきました。
フォロワーや友だちの数に囚われないだけで不当な評価や伸ばすための悩みが1つ減るかと思います。
情報を効果的に配信し、認知拡大、新規顧客獲得、再来店促進を狙っていきましょう。